アサヒナガストロノームに行ってきた。おしゃれ絶品ランチの紹介ブログ
日本橋のフレンチ・アサヒナガストロノームに行ってきました。おしゃれすぎる空間にビビり倒しがら伺った、夫婦のブログレポです。
アサヒナガストロノームとは
茅場町の高級フレンチです。
- シェフのアサヒナさんは、ロブションの愛弟子
- ロブション(1F)シェフを7年も歴任したとのこと
- 食べログ4.08・2021年ブロンズ獲得
- 今回はランチで訪問
- 12,100円のコースです
ガチガチのフレンチと超・高評価にドキドキしながら、夫との訪問です。
アサヒナガストロノーム ランチ 食べたもの
張り切りすぎて、予約時間の 10分ほど前に到着したわたしたち。店の前にはウェイターの方が待ち構えており、いそいそと案内されます。
まずはドリンク。メニューはなく「ドリンクはいかがいたしましょうか?アルコールなら、シャンパンやスパークリングが...」とスマートな提案。アル中疑惑のあるわたしは「ノンアルで何か合うものをお願いします!!」とオーダー。偉い....
いただいたのは1688というノンアル・スパークリング。パリの16区でできたらしい。うーん確かに高級住宅街の味がする(?)。
夫はビール。表面張力を完全に無視した、まるで富士山のように綺麗な泡を注いでくれたのですが、写真はプハーとした後のもの。
ちなみに、なぜかズンズンと先陣を切って歩き、勧められるがままに奥の席に座ってしまった夫。ふう、と腰を落ち着けたところで
「どうしよう、周り、奥側に座ってる男、たーちゃんしかいないヨ...」
と、周りをキョロキョロしてしょんぼりしていました。
わたしがメニューを熟読している間も「ねえ、こっそり席替わる?」とソワソワしていました。そんなことした方が目立つよ。黙ってふんぞりかえって座るがいいさ。
アミューズが到着。前代未聞の美しさ...!メニュー名「ひよこ豆のパニス ボタン海老のタルタル ビーツのメレンゲ キャビア ゴーフルで挟んだリエット」。なげえ!これがロブション然と言うのでしょうか...
上から、蝶と葉に美しく型取られた小麦粉の何か。と、ビーツのメレンゲキャビア添え。それから海老を美味しくしたもの。
見た目が良すぎて、あらゆる角度からバシャバシャしてしまう。塩気のある海老のタルタルに暖かなひよこ豆のフライがうま。葉にはたっぷりのリエットが。程よいしょっぱみがある。蝶々は甘い。
お次は「ロワール産ホワイトアスパラガス 瞬時に火を入れ、毛蟹のエフィロシェ カリフラワーのクレームを絡めながら」。何がなんでもメニュー名で全てを伝えたいという気持ちを感じる。お花のようなカリフラワーの下に、毛蟹がもっそり乗っています。緑のピョンってしてるのは、なんのソースだっけな...酸味があってそれはそれはおいしかった。
この角度から見ると、顔に見える!「おれのこと、喰うの!?」ってビックリしているように見える。カワイイ。喰うよ。
バターには "ASAHINA" の文字が整然と刻印されております。パンは固めでちょーしに乗ってバクバク食べるとすぐにお腹いっぱいになりそうな感じでした。グッと抑える...
ノルウェイの世界一のレストラン「noma」で作られている?という、ノンアルの飲み物"NON"。オレンジ、シナモン、ブドウ、ユズで作られているとのこと。なんだこれ楽しい味がする。ワインでもジュースでもない。強いて言えば酸味のある、めちゃ旨味の強い紅茶という感じ。
お次は「シャラン鴨の生ハム 軽い燻製にし、長茄子のフォンダン タマリンドのクーリ」。下がニンニク、上に乗ってるのが確かフォアグラのソース。針金みたいなのがなすの皮!特に味に影響した感じはしませんが、見た目がキレー。
夫はシャルドネ。ソムリエさんの上手すぎる説明を聞いていると「くれ...くれ...一口でいいから...」と震えながら手を伸ばしてしまった。一口もらったが、うーん?せっかくノンアルの全然違う風味のものを合わせていたから、邪魔すべきじゃなかったかもしれない。
ここで、緑の大きなお皿が出てきたのですが写真を失念(かなしい)。スズキのポワレでした。神馬草という海藻とコリコリとした赤貝が投入されておりました。スープみたいなイメージです。
お次はメイン!「ブルターニュ産仔牛ロース しっとりロティし、マッシュルームのグラッサージュ 山菜のピティビエ じゃがいものクルスティアン」。グラッサージュ、ピティビエ、クルスティアン。はじめましての言葉だらけ。めちゃくちゃ説明っぽいメニュー名なのに、何も想像できなくてウケる。
登場したのはこちらです。なんちゅー美しさ。太陽みたいなポテト、風が吹いて靡いているような山菜。じんわり柔らかい。そしてマッシュルームのパウダーが香り高すぎる。
フレンチで出てくるコンソメスープって、なんでこんなにも美味しいんでしょうか。手間暇かけられまくったんだろうなとしみじみする。このお風呂に入りたい。
デザートへ突入。最初は桃?のジュレ。上のフワフワは酸味が強め、下にはアロエが隠れていましたが、食感を楽しむためのものという感じ。
2皿目はこちら「オペラフランボワーズ ショコラブランのグラスを添えて」。皿に映る細い影が、なんとも表しがたいほどに美しい。左右の丸いのはチョコレート。カリッとするとトロリとした幸せな液体が出てきました。このクルクル、どうやって作るの?
コーヒー用のお砂糖です。未使用ですが、かわいいな。コーヒーは撮り忘れ....エスプレッソに近い濃いコーヒーだった気がする。
お茶菓子は、単なるお茶菓子ではなく3皿目のデザートと言えるほどしっかり美味しい。もう1度食べたすぎて泣きそうだ。カヌレのカリカリをペロペロしてカリッとしたい、今。甘いの3つですが、コーヒーと超よく合う。
幸せすぎて呆然としながら、ごちそうさま。ちなみに食中3,4回たーちゃんに「席、替わった方が良いかな?」と相談された。気にすんな。
アサヒナガストロノーム ランチ まとめ
至福の時間でした。わたしが伺った時は、女性客が8割だったかな?
みなさんまあまあドレスアップしていて、特別な場所に来たなあと感じました。
最後には朝比奈さんがドアまで来て挨拶してくれました、一言ですが。
これで12,100円なら、超コスパが良いと感じた。ノンアルも非常におすすめです。
ディナーも来てみたいけれど、ランチでこんなに満足してしまったらまたランチでもいいやと思ってしまった。
まあ昼でも夜でもまた来たい!帰りに東証を通りかかったので「また来れますように...」とお祈りしてきました。これで大丈夫でしょう。株頼み。